熊坂仁美のNYレポート③ Facebook「フィード購読者」を増やすには?

Mashable Media Summit のゲストスピーカー、Facebookのジャーナリストプログラムマネージャー、

Vadim Lavrusik氏が登壇。


右がFacebookのVadim Lavrusik氏

 

実はこのLavurusik氏、MashableのエディターからFacebookに転職している。

元同僚のAdam Ostrow 氏にインタビューを受ける形で、「ジャーナリストにとっての新しいFacebook」を語った。

 

ここ半年でFacebookは大きく変わった。

中でも注目されるのは「フィード購読」。

友達にならなくても気になる人のプロフィールページへの投稿を自分のニュースフィードで読めるフィード購読は、

発信者にとっては、自分のオーディエンス(聴衆)やファンを増やせる大きなチャンスだ。

Lavurusik氏は「フィード購読チーム」にいたことから、この話題から始まった。

以下、話の内容をまとめた。

 

●フィード購読者を増やす方法その①「アーリーアダプター」

Lavurusik氏は「アーリーアダプターは得をした」とまず発言。

アーリーアダプター、つまりこの機能が始まってすぐに動き、フィード購読を許可した人である。

なぜかというと、最初にやった人ほど、「ホーム」画面に「購読の提案」として出てきやすいからだ。


よく見かける「購読の提案」

 

この「ユニット」には「友達の何人が購読している」という情報が出る。この数字が大きければ大きいほど、購読してもらいやすい。

私自身もフィード購読が始まってすぐに動いた「アーリーアダプター組」。

「購読の提案」にどんどん出ていたらしく、多いときには1日800人増えたこともある。

そして開始6週間で1万人になった。

今は1週間に1000人の割合で増え、その速度はどんどん速くなっている。

フィード購読は友達の連鎖で「雪だるま式」に増える、と言えるだろう。

(まだやっていない人も、今はまだまだアーリーアダプターの時期と言えるので全く遅くはないと思う)

●フィード購読者を増やす方法その②「ジョブタイトル」

「購読の提案」ユニットには、友達の何人が購読しているかの情報の他に「勤務先」がある。

これがあるとないとでは大きくクリック率が違うという。

購読者はその人が何をやっている人かが知りたい。ジョブタイトルは必ず入れること。

●フィード購読者を増やす方法その③「プライバシー設定」

Facebookを仕事で使いたいと思うのなら、プライバシーをがちがちにしないこと。できる限り一般公開にしする。でないと、検索にもかからないし、購読者は購読すべきかどうかの判断ができない。

●「個人Facebookページ」との使い分け

似たような機能で、「個人Facebookページ」がある。かつて発信者は、友達を増やさないために個人Facebookページを使っていた。

フィード購読とページ、どう使い分けるのか、みな悩むところだろう。

それに対してのLavurusik氏の答えはこうだ。

Facebookページは個人アカウントにない機能がある。

インサイト(解析)、カスタムタブやアプリを使えること(これは大きなメリット)、複数の管理人を設定できるなど。

だからFacebookページがいいという人もまだまだ多い。とりわけブランドページとして誰かに管理してもらいたい、という人によってはFacebookページが適しているだろう。

ただし、コンテンツが分散するので、「一つの目的、一つの場所」という点からいうと、ジャーナリストにとっては統合をしてフィード購読だけにするのがよいだろう。


●フィード購読のお手本

MsshableCEO, Pete Cashmore氏はフィード購読をうまく使っている人の一人なので、ジャーナリストはぜひ参考にしてほしい。

彼は自分の意見、自分のパーソナリティをうまく出してエンゲージメントを高めるのに成功している。

●その他の注目点「420文字→5000文字に」

気づかなかったのだが、近況アップデートの文字制限が、これまでの420文字から大きく増え、なんと5000文字に。

5000文字というとかなりな分量(特に日本語は)だ。

これまでまとまった記事には「ノート」が用意されていたが、

HTMLや写真など、そこまでリッチコンテンツはいらない、という場合、

気軽なブログとしてもFacebookの近況アップデートを使えるようになったのだ。

 

まとめは以上。

 

最近、Facebookはますますフィード購読に力を入れているように感じる。

たとえば、以前は自分のプロフィールにある「フィード購読」のリストの順番は、購読した順番だったが、

今は購読者が多い順、つまりランキング化されている。

また、以前は購読者数は書かれていなかったが、いまは名前の隣にはっきりと書かれるようになった。

さらにLavurusik氏がぽろっと言ったのだが、現在Facebookではフィード購読のインサイトも準備をしているそうだ。

 

私自身、フィード購読のパワーを日々感じている。それは様々な数値にも表れている。

ジャーナリストだけでなく、Facebookを仕事に使いたいという人であれば、

Lavurusik氏が言うように、フィード購読に力を入れる、というのは一つのやり方だろう。

 

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