アメリカンエクスプレスのTwitter同期キャンペーン〜SXSWレポート Vol.2

サウスバイに来て感じるのは、スポンサー企業の「スポンサーシップ」のうまさだ。

なんというか、参加者の気持ちをよーく理解しているのだ。

そして太っ腹。なおかつ「バイラル」させる設計が上手にされている。

サウスバイ会場の通路に構える「アメリカンエクスプレス」のブース。

ここでは「Twitterシンク(同期)Jay-Zコンサートキャンペーン」を行っていた。

ブースにある端末で、アメックスのカードと自分のTwitterアカウントを同期させる。

その後所定のハッシュタグでツイートすると、なんと、サウスバイ開催中にオースティンで行われるJay-Zのコンサートに無料ご招待されるのだ。

(私も行きたかったのだが、アメックスのカードを家に置いてきてしまうという大失態をやらかした)

コンサートを見るために参加者が払うのはただ一回の「ツイート」のみ。

ブース前に人だかりができていたのは言うまでもない。

しかし実はそれだけでは終わらない。

一度Twitterのアカウントと同期させたアメックスカードの保持者は、もともと行っていた他の企業の割引オファーをいつでも受けられる。たとえばこんな感じ。


#AmecMcDonaldsとつぶやけば5ドル以上の購入一回のみ5ドルキャッシュバック


#Amex1800flowersとつぶやけば、次回50ドルお買い上げで10ドルキャッシュバック

ツイートしてアメックスで支払えば、その情報が同期され、自動的に割り引きを受けられる。かくしてTwitter上で「アメックス」がどんどんつぶやかれていくというわけだ。

サウスバイのJay-Zキャンペーンにアメックスがどれだけ予算を使ったのか、私には想像もつかないが相当なものであることはわかる。

だが、太っ腹の無料提供は、当然ながら参加者のイベント体験を楽しいものにしている。
そしてスポンサーに対して好感を持たざるを得ない。

スタートアップの起業家が限られた予算で智恵を絞ってプロモーションする場所であるサウスバイ。

ここでは、大企業は大企業らしいやり方で、参加者の心をつかんでいるのである。