Googleオーサーシップ完全ガイド

Googleオーサーシップとは?

Googleオーサーシップは、検索結果に「誰が書いたか」の情報が付加される機能のことだ。いま急ピッチで改変が進んでいるGoogleサービスの中でも革新的な機能で、SEOにもからむとあって海外でも大きな注目を集めている。

「検索する人にとってよりよい情報を提供する人を優遇しよう」という考え方で設計されているオーサーシップは、情報を受け取る側も提供する側もメリットがある。検索者は知りたいことを詳しく教えてくれるサイトを簡単に探し出すことができるし、専門分野を持つ個人や企業は、インターネットにおいて認知を高めて、サイトへのアクセスを増やすチャンスになる。

コンテンツ発信者(著者)にとってのオーサーシップ4つのメリット

Googleオーサーシップを設定したブログやブログ記事は、検索結果に名前、写真、Googleプロフィールへのリンク、著者が書いた他の記事へのリンクが貼られる。

これによる著者のメリットは大きく4つある。

1、インターネット上に広く「顔を売る」ことができる。

2.自分のコンテンツをより多くの人に読んでもらうことができる。
googleオーサーシップ   Google 検索
赤線のところ、「著者のその他の記事」をクリックすると・・・

私が書いたそのテーマの他の記事が表示される
GoogleAuthorship-2

3,自分の記事の解析を横断的に見ることができる
ウェブマスターツールをご存じだろうか。Googleが出しているこの無料ツールで、オーサーシップの解析画面を見ることができるのは意外に知られていない。キャプチャは私の書いた記事の解析。どの記事がどれだけ表示され、どれだけクリックされ、検索結果の何位に表示されたかなどの情報が、複数のサイトを横断的に検証することができる。
スクリーンショット 2013-04-17 7.15.01

4.クリック率(CTR)が高まる。
一位に表示されている「顔のない記事」より、二位以下でも「顔がある記事」のほうが目立つので、クリック率が高くなることもある。上記の表のCTR(クリック率)を見ても、表示順位のわりにクリック率が高いことがわかる。

設定の方法

オーサーシップの設定は難しくない。基本の考え方は非常に単純で、ステップは大きく2つだ。

ステップ1:Google+内のプロフィールを作る
ステップ2:プロフィールと自分のサイト(記事)をリンクする

ステップ1:Google+内のプロフィールを作る
まずやらなければならないことは、Google+に登録し、Google+の基本情報=プロフィールを埋めること。このプロフールがすべての基本になる。

例:熊坂仁美のプロフィール
スクリーンショット 2013-04-17 11.32.48

わかりやすい顔写真(できればFacebookなどと共通のもの)をアップロードし、簡単なプロフィール情報を入力し、運営するブログのプロフィールページや、FacebookやTwitterのアカウントと連携する。

スクリーンショット 2013-04-17 10.14.07

さらに、寄稿しているブログやニュースメディアなどは、「寄稿先」に登録をする。

スクリーンショット 2013-04-17 10.17.17

ステップ2:プロフィールと自分のサイト(記事)をリンクする
一番簡単なのは、以下にアクセスし、運営しているサイトのドメインのメールアドレスを登録し、認証を行うやり方だ。
https://plus.google.com/authorship

複数のサイトを運営している場合でもOK。もし、メールアドレスを持っていない場合にはウェブマスターにお願いしてrel=”author” でリンクを行う。
http://support.google.com/webmasters/bin/answer.py?hl=ja&answer=2539557&topic=2371375&ctx=topic
スクリーンショット 2013-04-17 11.34.45

また、あっと驚く簡単な方法としては、WordPressを使っている場合、管理画面の「ユーザー」から入り、プロフィールの「Google+」のところにGoogle+プロフィールのURLを入れればリンクされる。WordPressユーザーにとってはこれが一番簡単かもしれない。

左メニューの「ユーザー」をクリック
user

自分のプロフィールのところの「Google+」にプロフィールのURLを入れるだけ。
プロフィール ‹ 熊坂仁美.com — WordPress

寄稿しているブログがある場合は、まずはGoogleプロフィール側に必ずそのサイトのリンクを入れること。その上で、そのサイトの自分のプロフィールページにGoogleプロフィールのリンクを入れる。または記事の前後に自分の署名(フルネーム)を書き、Google+のプロフィールをリンクさせる。

ポイント1:「相互リンク」となって初めてGoogleオーサーシップは成り立つので、プロフィールとコンテンツをお互いにリンクさせることを覚えておけばOKだ。

ポイント2:うまく顔写真が表示されない場合は、
ウェブマスターツールにある「構造化データテストツール」で設定がうまくできているかをチェックしてみてください。さらに、相互リンクがちゃんとできているかを手動で確認。

オーサーランクの可能性と今後

海外の検索マーケターの間で話題の焦点になっているのは、Googleが今後「オーサーランク」を導入するのでは?ということだ。オーサーランクとは、その分野のオーソリティを順位づけること。たとえば「電子書籍の出版」というカテゴリにおいて、その分野で質の高い発信をし、なおかつユーザーの信頼を得ているのは誰か、「オーソリティ=権威」のランキングがされるというのである。

そこで思い浮かべるのが「ページランク」(ウェブページの権威ランク)だ。SEOに関わる人多くの人がページランクを上げることをがんばっていたように、今後は「オーサーランク」をいかに上げるか、裏技や力技的なSEO対策を行う人も出てくるかもしれない。

しかし私が思うに、オーサーランクの世界に裏技や力技は通用しない。良い記事は自動で量産できないし、人のコンテンツをコピーしたとしたら、すぐにわかってしまってむしろ権威を落す。スパム的な考え方で、「ないものをあるように見せよう」ということは不可能に近い仕組みなのだ。表示を増やすためのちょっとしたコツや方策はできても、問われるのはあくまでコンテンツそのものなのである。

つまり、「ユーザーにとって有益な、質の高いコンテンツを発信する」ということがオーサーシップの王道であり、その分野の知見やオリジナルの意見や考え方、わかりやすい表現、コンスタントに投稿するマメさが求められる。そしてそういったことは一朝一夕に身につくものではないだろう。

オーサーシップは、日々の努力を怠らない「専門家」「エキスパート」「スペシャリスト」が活躍できる場だ。オーサーランクが実施されようがされまいが、これからは検索でもソーシャルでも、このスタンスが問われていくのは間違いない。

愚直で誠実な努力が実を結ぶ世界。Do the right thing. インターネットは真っ当で公平な方向に向かっている。そう信じたい。

<追記>
アメブロやライブドアなどの無料ブログでは顔の表示はうまくいかないとのこと。(下記政光さんのコメント参照)

※オーサーシップについての最新情報は、熊坂仁美のGoogle+で発信していきます。ぜひフォローしてくださいね。

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