マリッサ・メイヤー、マーク・ベニオフ、モバイルプラットフォーム「Salesforce1」、一億円ハッカソン〜Dreamforce2013レポート②

日本から北米に来ると、時差の関係で「初日」がやたらに長い。
日本で過ごした1日をこちらで寝ずにもう一日過ごすわけだから、夕方ぐらいにはへろへろになります。

通常なら早めにベッドに入るところを、昨夜は動画編集作業をしたために午前2時就寝となり、眠い朝を迎えました。

でも、もちろん眠いなどと言ってられません。今日はCEOマーク・ベニオフ氏による「オープニングキーノート」、そしてマリッサ・メイヤーの基調講演などなど、Dreamforceの一番大事な日。

体力温存のため少しでも寝ることを優先し、宿泊先の「ホテル・ニッコー」の朝食(和食付きですごく豪華らしい)はスキップ、
8時にセールスフォースの超優秀なマーケティング担当者・小谷さんと会場待ち合わせのため7時40分に出発しました。

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↑ 無理矢理にっこり笑っていますが、実は背中にはMacBookPro15インチを入れたリュック、そしてカメラ3台と1脚を入れたカメラバックを斜めがけ。
この日は会った知り合いすべての人に「熊坂さん、すごい荷物ですね!」と言われるほど大げさな出で立ちなのです。

ホテルから会場まで徒歩10分ほど。でも地図は全く必要ありません。
表に出るといきなり、「Dreamforceリュック」を背負った人の大きな波にぶつかるので、それについていけばいいだけなのです。

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登録の時に渡される、首にかけるパスは今回も「Blogger」。
ブロガーは「プレス」と同じ扱いで、キーノート会場ではPCが使えるテーブル席に座れるなど、もろもろ優遇されるので取材がとてもやりやすく、
さらに、「プレスラウンジ」というWi-Fi完備の部屋が使えるのもうれしい。

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8時、無事に小谷さんと落ち合い、オープニングキーノート会場へ。
席に着いたのは1時間も前なのに、もうすでにたくさんの人、人、人。
昨年に引き続き、セールスフォース社の「勢い」を感じる瞬間でした。

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いよいよ開始。

恒例のサプライズゲストによる演奏が始まります。
昨年はMCハマーが来て往年のヒット曲をノリノリで踊りオーバー45を喜ばせましたが、

今年はなんと、ハマーより個人的には10倍うれしいこの方でした。

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ヒューイ・ルイス&ニュース!
歌うはもちろん、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のテーマ曲の「Power of Love」。

これには興奮しましたね。CDを買って、あの頃何度部屋で流したか。
60歳を過ぎたヒューイですが、あの絞り出すようなブルース系の声は健在でした。

『バック・ツー・ザ・フューチャー』。
実はこの曲、単に40歳以上の参加者を喜ばせるだけではなく、
今回のDreamforceのテーマと深く関わっていたのです。

デロリアンのような「テスラ」に乗ってドクの出で立ちで登場したのは、セールスフォース社のCo-Founder、
取締役副社長として全ソフトウェア開発を統括するパーカー・ハリス氏。

新規プロジェクト 13

「未来へ行ってきたんだ、デロリアンでね。そして「Salesforce1」を持ってきた、
このiPhone 15の5次元プロジェクターに入れて」とCEOマーク・ベニオフとやりとり。

そう、今回のDreamforceの大きな発表は、新しいモバイルプラットフォーム「Salesforce1(セールスフォースワン)」。

salesforce_1_620x327モバイルの時代と言われ、スマホやタブレットでネットにつながるユーザーがPCを上回るほど急増する中、サービス提供側のモバイル対応は遅れ気味。

まして開発までも「モバイルファースト」を実現しているケースは、特に企業系サービスではほとんどなく、
その先鞭を切った形になったのが「Salescorce1」というわけなのです。

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一見、何が新しいのかわかりにくく、地味な印象も受けますが、
まだ始まったばかりの「インターネットのモバイル化への歴史」の観点から見るとその価値は大きいと感じました。

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展示会場、そしてWEST会場2階の開発者ゾーンでは、さっそく「Salescorce1」を中心としたセッションが多数行われていました。

なかでも注目を集めていたのが「一億円ハッカソン」。
会期中に一億円を賭けて「Salescorce1」上でアプリを開発する競争です。

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会場には、案内ボードにメンバー募集のメッセージ。若いチームがおそらくほとんど寝ずに開発を続けていて、臨場感あふれてました。
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さて、この日のもう一つのメインイベントは、若くしてYahoo!のCEOに就任したマリッサ・メイヤーの基調講演。

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マークが「あなたが前にいた会社・・・名前は忘れましたが」と言って大受けしてましたが、
マリッサはYahoo!に移る前はGoogleで検索製品およびユーザーエクスペリエンス担当副社長をしていた人物で、1975年生まれの若干38歳。
最近子供が生まれ、ママCEOとしても有名です。

子育てだけでも大変、そして巨大IT企業のCEOという仕事は一般人の私などには想像できないぐらい大変なはずですが、
その役割をスーパーにこなす、「キャリアも出世も家庭も、そしてキレイもあきらめない」タイプの女性の大スターと言えるでしょう。

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カンファレンスにはパーティがつきもので、毎夜、あちこちで様々なパーティが開催されています。

この日参加したのは「ブロガーパーティ」。

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プレスではなく「ブロガー」という立場でセールスフォースを伝える人たちの集まりで、
コンサルタントやセールス系のプロなど、普通のブロガーとはまたちょっと違うタイプの人が多かったです。

こういうパーティで人から得た情報はほんとに貴重ですが、
この会でも「来て良かった」と思えるような情報を得ることができました。

やはり、「情報は人から」が一番ですね。