Facebookシェリル・サンドバーグ、クラウド、データ活用最前線〜熊坂仁美のDreamforceレポート③

どのカンファレンスでもたいていそうですが、会期が数日間あっても、すべてフルではなく、メインの日というのがあります。
Dreamforceの場合は4日間のうち中2日がメイン。

ということで、今日は「メインの後半」、3日目です。

昨日、馬鹿みたいな大げさな荷物を持って歩いた反省から、今日はミニマムな荷物にし、カメラバッグ一つになりました。

PCはいらない。iPadもいらない。デバイスはiPhone一つ。
カメラは今回のメイン機CanonX20とSONY NEX5Rに。。。というマニアックな話はさておき。

今日はずっと会いたかった人と待ち合わせをしていました。

上杉周作さん。
シリコンバレーで活躍するデザイナーです。
Apple、Facebook,Quoaraなど、超有名企業やサービスを経験している日本の若者ということで、
IT系メディアによくとりあげられていたので前々から存じ上げていました。

上杉さんの連載
http://engineer.typemag.jp/category/knowhow/from_silicon_valley

最近のブログ記事。すばらしい内容です。
http://naze.chibicode.com/post/66112027707/y

上杉さんの書くことはいつも独自の視点と鋭い感性があり、密かにファンだったので、ある日Facebookでつながったときにはとてもうれしかった。

そんな上杉さんに、今回声をおかけし、クラウドエキスポにご同行願うことに。

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上杉さんと回ったクラウドエキスポについては、記事トップに貼った動画を見ていただきたいのですが、

今回私が一番印象に残ったのは、なんと言っても「ExactTarget Marketing Cloud(イグザクトターゲット マーケティングクラウド」のデモブース。
ExactTargetとは、今年7月、セールスフォースが2500億円、これまでの最高額で買収したEメールがメインのマーケティングソフトウェアです。

ExactTargetのテーマカラーはオレンジ。そしてセールスフォースのカラーは水色。
今回はノベルティのリュックを始め、この2色の色使いが随所に見られました。
それだけセールスフォース社はExactTargetに力を入れ、期待をかけているということなのでしょう。

Eメールマーケティングというと、どうしてもプッシュ系を想像してしまい、
ソーシャル時代に逆行するような印象を最初受けましたが、
車販売のデモを見て、なるほどと納得。

モバイルアプリを通じてメール対応(モバイルのプッシュ送信を含む)をパーソナライズし、
販売までのステップをいかに自然に進んでもらうかといった、今最も注目を集める分野「データ活用」のソリューションなのです。

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以下、セールスフォース宇陀社長のインタビューから。

あるメールを顧客に送信して、それぞれの反応の違いによって、次の手の打ち方を変える。最初は同じものを多くの人に送信しているのですが、顧客の反応によって次に送信するメールの内容を変え、最終的には、発信内容は個人ごとに最適なものに変わっていくわけです。マーケティングの手法を、One to Oneの領域に踏み出したのが、Salesforce 1 ExactTarget Marketing Cloudというわけです。

ソーシャルやモバイルの普及で顧客との接点が増え、取得できるデータも増えました。
それをどう活用していくかについては
あらゆる業界にとって今後のテーマになっていくと思いますが、
「販売」ということに関して、その一つのわかりやすい答えが「ExactTarget」のようなツールなのかもしれません。
ExactTargetのソリューションはは来年日本でも発売とのこと。

☆☆☆

さて、午後からはシェリル・サンドバーグの基調講演。

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シェリルの第一印象は「器の大きい人」。
さすが、今を代表するIT企業と言っていいFacebookの最高経営責任者です。

昨日のマリッサ・メイヤーがどちらかというと技術よりの秀才というイメージであったのに対し、
シェリルには「経営者」、そしてむしろ「政治家」という雰囲気が漂っていました。

あれだけの聴衆を何度も沸かせる。手を上げさせる。拍手が起きる。
昨年のDreamforceでもビックゲストをたくさん見ましたが、
会場を「つかむ」力は間違いなく彼女がナンバーワンです。

メリッサとシェリル。
共通点もたくさんありながら、ある意味好対照な二人ですが、
いずれにせよ、ああいうスケールの大きな、
そして意地悪な言い方をすれば「非常に特殊な」女性が存在し、なおかつあれだけの地位をつかんでいる。
シェリルはまだまだ女性のリーダーが不足していると言っていましたが、
我が国の事情を考えれば、やはりアメリカの人材の層は厚く、チャンスの国なのだなあと感じざるを得ませんでした。

ということで3日目終了。

明日はホテルでゆっくり朝食が食べられそうです。

※前回のレポートもご覧ください。
マリッサ・メイヤー、マーク・ベニオフ、モバイルプラットフォーム「Salesforce1」、一億円ハッカソン〜熊坂仁美のDreamforce2013レポート②
http://kumasakahitomi.com/archives/2577.html