世界一のソーシャルメディアマーケター、オバマ氏から学ぶこと

アメリカでは企業のソーシャルメディア活用が盛んに行われているが、

実は、ソーシャルメディアを一番活用しているのはホワイトハウスだと私は思っている。

 

ホワイトハウスのソーシャルメディア戦略は、

一言で言えば「パーフェクト」。

情報の質、メディアの網羅性、更新の計画性、先進性、

どれをとっても秩序と格があり、水も漏らさない。

 

ソーシャルメディア本の隠れた名著「オバマのつくり方」にもあるように、

もともとソーシャルメディアで大統領になった人なので、

現在もソーシャルメディア、そしてマーケティングを熟知した最高のブレーンと少なからぬ人数のチームがいるのは確実だ。

 

そんなオバマ陣営が昨日、来年(2012年)の大統領選に向けて、

ソーシャルメディアによるキャンペーンをキックオフした。

これから1年7ヶ月にわたって、ソーシャルを使ってオバマ氏の支持を全米に拡大浸透させていこうというわけだ。

 

当然、綿密に計画が立てられた水も漏らさぬキャンペーンになることだろう。

 
すでに、公式サイトのリニューアルのほかFacebookページも複数立ち上がっている。

“2012 Obama for America”をうたったオバマ氏の公式サイトbarackobama.comは、

リスト集めと寄付集めのほか、YouTube動画とFacebook、Twitterのアイコンを配したソーシャルの入り口サイトになっている。

 

 
このYouTube動画に注目したい。(2分10秒)

選挙のための動画だが、オバマ氏本人が出てくるのはほんの数秒、それも直接顔を出さず、演説のシーンとテレビに映るシーンだけ。

ほとんどがオバマ氏の支持者のインタビューだけで構成されている。

 

ソーシャルメディアとは何か、

そして有権者の心はどう動くか、

研究し、知り尽くし、実行しているオバマという政治家は、

間違いなく世界一のソーシャルメディアマーケターである。

 

アメリカの戦略的な大統領選挙戦と、

すべてに場当たり的な我が国日本の選挙。

国の歴史も制度も国民性も事情も何もかも違うけれど、

国民と直接つながり、ごまかしがきかないソーシャルメディアと政治の相性は抜群にいいはずだ。

 

日本の政治家も、何かしらオバマ氏から取り入れるべきところがあると思うのだが、いかがだろうか。