ソーシャルメディアの歴史は、私たち日本人が塗り替えるのだ

東日本大震災は、

日本のソーシャルメディア普及の大きな引き金になった。

 

震災のさなか、情報手段にTwitterが大活躍。

Facebookには震災関係のページが次々と立ち上がり、

あのNHKまでもが、ニュース番組をUstreamで流した。

 

Twitter、Facebook、UST、

そんな言葉も概念も知らなかった層にまで、

その可能性が伝わったのだ。

 

1月から火がつき始めたFacebookは、

震災後さら加速がついたと感じている。

国ごとのFacebookのユーザー数の統計が見られるSociabakes,comによると、

ここ2週間で日本のユーザーは大きく伸び、300万人に達したようだ。

私のところにも、複数の雑誌から、

震災とソーシャルメディアについて聞かせて欲しいという取材依頼が来ている。

 

講演の内容も変わった、

今月からすべて「震災後」というテーマを入れている。

もう、「震災」「復興」を脇においては、

ソーシャルメディアのビジネス活用など語れない。

 

拙著「Facebookをビジネスに使う本」では、

アメリカの事例を中心に、Facebookをどう使っていくかを書いた。

ソーシャルメディア先進国アメリカからは、学ぶことは山ほどあった。

 

もちろん、今も山ほどある。

前回の記事、「世界一のソーシャルメディアマーケターオバマ大統領から学ぶこと」にも書いたように、

やはりソーシャルメディアの最先端はアメリカなのだ。

 

だけど、この震災後、

アメリカと日本では、国の事情があまりにも違ってしまった。

 

アメリカだけではない。

日本は今、世界にも前例のないピンチに陥った国となった。

どう楽観的になろうとしても、不安要素ばかりが次から次に出てくる。

そんなピンチの国が復興をするための処方箋は、当然ながらアメリカにはない。

 

ないのだから、作るしかない。

 

Twitterの新たな使い方を発明するのもいい。

Facebookを使って、これまで思いつかなかったものを海外に販売してもいい。

まだ日本に普及していない面白いソーシャルメディアもたくさんある。

研究の余地はまだまだたくさんあるのだ。

 

1日も早く復興するためには、

無料で使える最新技術、ソーシャルメディアを使い倒さずにどうするのか。

 

類を見ない津波の被害への同情から、核汚染の警戒へ。

世界が日本を見る目は刻々と変わる。

 

次は、奇跡の復興への賞賛を受ける番だ。

ニューヨークタイムスやワシントンポストの記者が取材にやってくる。

世界中が日本をお手本にしはじめる。

 

それには、みんなで知恵を出し合うことだと思う。

 

たとえば、

今準備中の、山形大学の平尾清教授が中心となって行う「東北未来塾」

復興のための知恵を出し合う場、学生の教育の場だ。

5月から、私も微力ながらお手伝いさせていただく。

 

復興の道具としてのソーシャルメディア。

この道具を完全に使いこなし、

これからは、

アメリカ人ではなく、イギリス人でもなく、

私たち日本人がソーシャルメディアの世界をリードし、

新しい日本の価値を作っていこうではないか。