話題の位置ゲーム「Ingress(イングレス)」って何?

ふだんゲームとは無縁の生活をしている私ですが、これから数回に分けて「Ingress(イングレス)」のことを書こうと思います。

 ゲームとは無縁と書きましたが、はるか昔、ファミコンブームの頃はかなりやってました。もう30年近く前になりますね。「スーパーマリオ」から始まって「テトリス」「ドラクエ」、「グーニーズ」などなど。当時私は子育て中で、夜の外出ができなかったので、子供を寝かしつけてからがゲームタイム。ドラクエは4までやったかな。

 その後プレステが出てきて3Dになって、息子たちはファイナルファンタジーとかに夢中になっていましたが、私は横目で見るだけ。進化が激しくてついていけなくなったこと、ほかにやることがたくさんあったことで一切ゲームには触らなくなりました。

 ソーシャルメディアの仕事をするようになってからは、ゲームはいつも身近なところにありました。アプリ化されてSNSとつながるようになったからです。それでも相変わらず興味は持てないまま。「パスドラ」のような大ヒットゲームだけは話題についていくため一度はやってみますが、だいたいそれで終わり。どんなに暇でも、ゲームに時間を費やすということはありませんでした。

しかし、今世界的に話題の陣取りゲーム「イングレス」は、これまでのゲームとは全く違う匂いがします。

イングレスはグーグルが提供するスマホゲームで、GPSを使った「位置情報ゲーム」です。スマホを持って実際に街を移動し、街のあちこちにある「ポータル」と呼ばれる所定のスポットに行ってレベルを上げたり、複数のポータルをつなげて自分の陣地を作ったりしつつ敵軍と戦うのです。

「敵軍」というのは相手軍のこと。イングレスでは青軍と緑軍の二つにきっちり分かれていて、プレイヤー(「エージェント」と呼ばれます)は、登録時に必ずどちらに属するかを決めます。ちなみに私は緑のほうです。

グーグルのゲームですから当然グーグルマップを使います。私たちがいつも見ている地図の上に一枚重なる形でイングレスの地図が存在しているのです。

これを最初に目にした時には衝撃的でした。映画「マトリックス」や「マイノリティリポート」みたいな仮想現実の世界そのものなんですよ。そこには県境とか国境とか一切関係なく、陣取り状況が表示される全く違う世界が出現し、日々刻々とその勢力地図が動いているわけです。

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ゲームというとインドアでゲーム機やスマホとにらめっこして一人でやるイメージを持つ人が多いと思います。だからこそ私はこれまで興味が持てなかったわけですが、イングレスはその真逆で、思いっきりアウトドア。さらに、レベルが上がっていくと一人でやることは許されません。人と出会い、コミュニケーションをしなければ先に進まない設計なのです。

リアルとバーチャルが統合した新しいゲーム「イングレス」。まさに「game-changing(市場の流れを変える)」ですよね。

そして、単に面白いゲームというだけでなく、「実利」があるということで注目されています。

一つは「ダイエット」。

レベルを上げていくにはとにかくポータルを回らなければならないので歩く歩く。「イングレスで○キロ痩せた!」という報告をよく目にします。若者だけでなく中高年に注目されているのもそのためです。

そしてもう一つが「地域活性」。
私がイングレスに興味を持ったのは実はここなんです。

ということで、次回はイングレスと地域活性化の可能性について書きますね。