Apple Watch予約、そしてWindows95からの20年を振り返る

4月10日、発売開始と同時にオンラインでApple Watchを予約しました。
選んだのはスポーツタイプの38mm 白で、Appleケアをつけて52,488円也。
届くのは4月24日〜5月8日とのこと。

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当初Apple Watchは買うつもりはなかったのですが、いつのまにか私のiPhone6に現れたApple Watchアプリを見ていたら、同期させてみたくなったのです。

「同期」って期待感を促す魅惑の言葉。アプリを使ったAppleの戦略はさすがにうまい。

まんまとはまってしまいました。

さて、今朝の日経朝刊の13面「企業転変 戦後70年」が面白かったです。

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Windows95発売から今日まで、日本企業が圧倒的な技術力を持ちながらも、どういう経緯でこの業界に乗り遅れ、沈んでいったかという記事でした。

記事の最後で、

最新のiPhoneをばらしてみたら「部品は約1300点。半数以上が日本メーカー製だが、単価は15銭ほどのものが多い。値の張る部品は海外勢が手がける例が目立つ」

という下りに悲しくなりました。

Windows95が出た頃を思い出します。

私が初めて買ったパソコンはWindows95搭載のコンパックでした。95年のクリスマス。今はなき秋葉原のラオックスパソコン館で、たしか26万円でした。

当時私は子育て主婦で仕事もしていなかったのに、「自分へのご褒美」という理由でへそくりで高額なパソコンを買ったことを振り返ると、デジタル指向はそのときからあったのだと思います。

パソコンを買って真っ先にやったことはインターネットにつなぐことでした。当時はダイアルアップ回線で、つなぐときの「ピポパポピポ〜」というあの音がまだ耳に残っています。

パソコン通信の「英会話フォーラム」に迷い込み、チャットというものを初めて知って、えらく感動しました。

今思えば、あの「ネットでつながる」感覚が、その後SNSの世界に深く入っていった私の原体験だったと思います。

この20年、定期的に量販店をうろついていた記憶をたどれば、ハードウェアに関してはNECを始めとする国内メーカーが強くて、売り場のいい場所を占めていた時代が長く続きました。

パソコンが「家の中のもの」から「持ち運びできるもの」になったノートパソコンの登場は、特にビジネスユーザーにとっては大きな出来事でした。

2007年から、インタビューライターの仕事で日本全国を飛び回るようになった私の相棒は、パナソニックの名機「Let’s Note」。

同じ機種で3回も買い換えるほどのファンで、使い倒していました。

当時はまだ、パソコンといえばWindowsで、マッキントッシュを使うのは一部マニアやファン。私も興味がありましたが、仕事で使っているWindowsソフトが使えなくなることを考えると手が出せませんでした。

Appleが存在感を示してきたのは2007年のiPhone発売からだったと思います。

私がiPhoneユーザーになったのはちょっと遅くて2009年。それがきっかけとなり、それまで愛用していた「Let’s Note」をやめてiPhoneと同期できるMacに乗り換えました。iPhoneがきっかけでMacユーザーになった、私のような人は多かったのではないでしょうか。

2009年は、日本でTwitterがブームになった年でもありました。

iPhoneでリアルタイムに情報発信する、というこれまでになかった感覚。Twitterの面白さに夢中になり、はまっていくうちFacebookに出会い、2010年11月に『Facebookをビジネスに使う本』を出すことができました。

その後、スマホの普及とともに日本でもソーシャルメディアがどんどん普及していったのはご存じのとおり。

そして今年、Apple Watch発売。

インターネットにつながるデバイスがこの20年で、

デスクトップ(家の中)→ノートPC(膝の上)→スマホ(手のひら)→ウェアラブル(装着)と、どんどんユーザーと一体化する方向になってきました。

Apple Watchによって「手のひら」から「装着」の世界に突入するわけですが、そのインパクトがどれほどのものなのか。

そしてスマホやほかのデバイスと同期することで何が変わるのか。

まだ想像の段階ですが、便利になる部分と、「勘弁して〜」という部分とが出てきそうです。

たとえば、新着メールが届いたことをお知らせする機能は、たしかに便利だけど、「連絡に追いかけられる」感じがスマホ以上に加速しそう。

「メールまだ見てませんでした」が通用しなくなるようでちょっと怖い。

「デバイス装着」という習慣が、これから当たり前になるのか、それともユーザーに受け入れられずに普及しないのか。

実際に腕につけてみたらわかると思います。早く来ないかな。