ありがとう、スティーブ・ジョブズ。

偉大な人がこの世からいなくなってしまった。

 

訃報を聞き、真っ先に思い出したのが、彼のスタンフォード大学でのスピーチだった。

あの「伝説のスピーチ」の中でも特に刺さったのがこの言葉。

 

君の人生は短い。誰かの人生を生きて、無駄にする時間はない。

他人の考えの結果に従って生きるという罠にはまるな。

他人の意見のノイズの中に、自分の内なる声を沈めてしまうな。

人生で最も重要なことは、

自分の心と本能に従って生きる、その勇気を持つこと。

それ以外はすべて二の次だ。

 

思い起こすと、

私は、自分の人生の前半は、「誰かの人生」を生きていた。

その「誰か」は、私の場合母だった。

 

母のようにならなければ、女性は家庭に入らなければ、

という気持ちが強くあった。

何不自由なく育ててくれた両親、そして母には心から感謝している。

でも、私はその考えの中では、幸せは見つけられなかった。

 

40を過ぎて、やっと自分の人生を歩くようになった。

まわりには迷惑をかけて、

母を心配させた、親不孝者だった。

 

スティーブ・ジョブズのあのスピーチを聴いたとき、

涙が止まらなかった。

 

あのときの決断に、

どこかに罪悪感を持っていたけど、

それが間違いではなかったと確信できた。

そう、私は自分の心と本能に従ったのだ。

 

君の人生は短い。誰かの人生を生きて、無駄にする時間はない。

他人の考えの結果に従って生きるという罠にはまるな。

他人の意見のノイズの中に、自分の内なる声を沈めてしまうな。

人生で最も重要なことは、

自分の心と本能に従って生きる、その勇気を持つこと。

それ以外はすべて二の次だ。

 

「自分の人生」を生きる勇気をくれたジョブズ。

彼と同時代に生きられた幸運に感謝したい。

心から、ありがとう。