いいね!を集める写真研究② カメラ編


ソーシャルな写真、今回はカメラ編。

結論から言うと、

私がおすすめするソーシャルな写真用カメラは、

「スマホ+マイクロ一眼」の組み合わせだ。

 

ソーシャルな写真は、「リアルタイム性」が重要な要素になる場合が多いので、

カメラは、撮ってその場でアップできるスマートフォンが最適だ。

私はこの1年、iPhone3GS、iPhone4、GalaxyTab、Xperia Ray を使ってきた。


GalaxyTab で撮影


Xperia Ray(アンドロイド)で撮影


iPhone4で撮影

すべての機種を試しているわけではないので正確な比較はできないが、

iPhoneとアンドロイドについて、私の感想を述べてみたい。

●iPhone

iPhone4のカメラ機能は非常に優れていると思う。ピントや発色がいい。
何より良いのがHDR(ハイダイナミックレンジ)モードだ。

HDRとは、最も明るいところと暗いところの明暗比を自動的に合成してくれる画像合成手法。白飛びや黒つぶれがなく、夜の室内での食べ物や夜景など素人には難しいシーンもきれいに撮れる)

左がiPhoneの通常モード、右がHDRモード。白飛びしてしまっている看板の文字もくっきり見える。

iPhone4Sはまだ使っていないが、私の場合4の機能で十分満足している。

●アンドロイド

アンドロイドのメリットは、Google+とPicasa(Googleの写真アプリ)と連動しているので、Google+に投稿がしやすいこと。撮影すると、自動的にGoogle+の写真フォルダに入るので、投稿するときに写真フォルダ内の写真を選択して呼び出す、という手間がなく投稿ができる。

また、Xperiaの場合は、シャッターボタンがなく、被写体を写しているモニターをタップするだけで写真が撮れてしまうので、シャッターチャンスを逃しにくい。

 

私が今メインにしているのはiPhone4だ。

iPhone4にする前は、コンパクトデジカメ(Canon PowerShot S95)とGallaxyTUBを併用していた。食いしん坊の私はグルメ系の写真が多く、食べ物をよりきれいに撮るために必要だったからだ。

しかし、iPhone4は食べ物もきれいに撮れるので、どんどん PowerShotの出番が減っていき、何かイベントの時しか使わないようになっていった。

 

しかしこの秋、Facebookの仕様が変わり、タイムラインにしてから考えが変わった。

写真がこれまでより大きく表示されるようになったため、iPhoneだけでは満足できなくなってきたのだ。

下の写真は私のタイムラインの表示のスクリーンショット。iPhoneで撮った箱根の景色だ。

この写真、実は撮った時には、「iPhoneでこれだけきれいに撮れるのはすごい」と満足していた。

しかしいざタイムラインで見ると、これまでの写真表示サイズでは気にならなかった解像度も、表示が大きいので粗さが目立ってしまっている。

軽いショックを受けた。

せっかくの素材がもったいない。

特に旅行はコンテンツの宝庫。スマホではなくちゃんとしたカメラできれいな写真を撮って残したい、そしてみんなと共有したい。一眼レフ(NIKON)を使おうかと思ったが、重いので持ち歩きたくない。

一眼は重いだけでなく、SDカードでなくコンパクトフラッシュを使っている本格的なカメラはPCへの取り込みも大変だ。

そこで興味を持ったのが「マイクロフォーサーズ規格カメラ」、いわゆる「マイクロ一眼」だ。

大きい一眼は持ち歩きたくないけどきれいな写真が撮りたい、というニーズを満たすものだ。

一眼なので、レンズを交換できる。

海外のソーシャルメディアの有名人でも、フォーサーズを使う人が最近増えてきて、Google+などではよく話題になっている。

 

私が買ったのは、OLYMPUS PEN mini E-PM1のツインレンズキット。

 

このカメラ、ソーシャルな写真にぴったりで、私は非常に気に入っている。

1,小さいので、常に携帯していても邪魔にならないので、何気ない街の風景などが撮りやすい。

2,オートフォーカスが速いのでシャッターチャンスを逃さない。

3,撮影時に様々なフィルター(画像加工)が選べて「目立つ写真」が撮れる。


左が普通に撮った写真。右は「ドラマチックトーン」フィルター(HDR)で撮った写真で、600いいねとなった。


「ラフモノクローム」フィルターで撮った地下鉄の写真。当たり前の風景もかっこよくなる。

 

たとえば、企業のFacebookページで使う場合、会社の全景など通常で撮ったらつまらないものも、こういったフィルターをかけて撮るとまた違った味が出て、「ニュースフィードで目立つ」というソーシャル写真の要素を満たしてくれる。

写真の専門家から見たらこういった加工は「邪道」「色物」かもしれないが、

前回の記事「いいね!を集める写真研究①『ソーシャルな写真』とは?」でも書いたように、写真技術の向上を目指しているわけではないので、私はこういった機能もばんばん使っていくつもりだ。

 

ソーシャルな写真用のカメラ、結論としては、

基本、スマートフォンで十分。

ただタイムラインのカバー写真や、ライフイベント(タイムラインで大きく強調する写真)の場合は、カメラで撮った写真を使うべきだろう。

手軽なのはコンデジ。そしてさらにソーシャルで反応をとりたい場合はマイクロ一眼もおすすめする。

ちなみにマイクロ一眼はOLYMPUSのPENのほか、SONYのNEX、パナソニックのLUMIXが代表的だ。

次回はスマートフォンでソーシャルな写真を撮る「技術編」。お楽しみに。

熊坂仁美のフィード購読をどうぞ。